不動明王(ふどうみょうおう)

ke-su1
ke-su

※ケースは別売りです
ご購入はこちらから

■不動明王(国宝/839年/全高約173.0cm)

■五大明王、八大明王の主尊で中央に位置し、不動尊または無動尊と称する。大日如来とならんで密教では最も多く、広く信仰されてきた。

■不動明王は大日如来の化身とされ、悪魔を降伏するために恐ろしい姿をされ、すべての障害を打ち砕き、おとなしく仏道に従わないものを無理矢理にでも導き救済するという役目を持っている。常に火焔の中にあって、その燃えさかる炎であらゆる障害と一切の悪を焼き尽くす。そのため、火焔を背負い、目を怒らせ、右手に宝剣を持ち左手に縄、下唇を上歯でかむという大変恐ろしい姿をしている。

■他の明王が多面・多臂・多足・多目等の異相で描き出されているのに対し、不動明王は一面二臂の常相(数が人間と同じ)で描かれ、髪を総髪(そうはつ)にし、左耳の前に編んだ髪を長く垂らしている。

■東寺講堂の不動明王坐像は、彫像の不動明王としては最古の作例で、ゆったりとして存在感がある。